NEWS & TOPICS

2019.10.18 プレスリリース

AI活用プロジェクトではデータ前処理作業が8割以上、それを支援するExcel感覚で数十億件をリアルタイム処理できる「PivotBillions」発表

~ 眠っている膨大なデータ資産を利用可能にし、Amazon SageMakerなどと連携することで様々なAI活用も超短期間低コストで実現します~


オーリック・システムズ・ジャパン株式会社は、ビッグデータリアルタイム解析プラットフォーム「PivotBillions」を10月より販売開始しました。
「PivotBillions」は、Amazon Web Service上で稼働する、大規模な並列処理とインメモリ処理を組み合わせた独自の超高速データ解析プラットフォームです。使い慣れたExcelのようなインターフェースでプログラミング無しで百億件もの超大規模なデータでもリアルタイム(秒単位の応答時間で)にソート・検索・ピボット解析できます。

データの時代、多くのデータセットが作り出され、それぞれのデータが膨張し続けています。個人データ、オープンデータに関わらず、世界中の個人や組織が、センサーやネットワークからの膨大な情報を集め、AIで新しい価値やビジネスを創造し始めています。しかし、Forbesの記事によれば、データとAIの活用を担うデータサイエンティストは、作業時間の実に8割をデータの前処理に費やしており、AI活用する際の最大課題のひとつとなっています。

PivotBillionsは、従来のETL、DataWarehouse、DataMart、BIツールなど複数のツールを組み合わせた複雑なシステムを一切不要とし、多様で膨大な生データをExcel感覚で簡単に全件閲覧全件リアルタイム処理できるため、従来は全体の8割に相当した前処理の費用と時間を大幅に短縮しAI活用を活性化しています。すでに航空会社、製薬会社、保険会社など大手企業のプライベートクラウド環境での利用実績があるソリューションを、より手軽にご利用頂けるSaaS版としてリリース致します。

 

◆PivotBillionsの特徴

1. 優れた拡張性と処理スピード
Amazon Web Serviceの可用性を最大限利用し、数千万件から数百億件のデータを生データのまま、自由に処理することが可能です。例えば十億件のピボット処理も数秒です。

2. コスト効果
データベース・スキーマ設計・ビューなど、従来必要だった複数のツールやシステムや費用は全て不要です。Amazon Web ServiceのS3上にデータをアップするだけで、膨大な量のデータでも全件を直接Excel感覚の操作で検索やフィルタリング、解析がすぐに可能です。 必要な時だけインスタンスを使い終われば解放するため余計なコストが一切かからず、費用が大幅に抑えられます。

◆Try & Demo
Kaggle データを利用した多くのサンプルをサイト上に掲載しています。RやPython、Tableauとの連携などのプロセスやプログラムも、無料のPivotBillions Dockerイメージ、GITHUBのサンプルをダウンロードしてすぐに試すことが可能です。

例:https://pivotbillions.jp/blazing-fast-financial-backtesting-from-r/
「Rで魅力的な超高速の金融バックテストに」

 


大量データをより気軽に取り扱える、データ解析のトライ&エラーを可能にする環境を提供し、今後も様々な機能を開発してまいりますので、ご期待ください。

 

【PivotBillions製品サイト】https://pivotbillions.jp/